指の多汗症は、実はとてもやっかい。セルフケアも難しく、まずは病院へ！| 秋葉原わきが・すそわきが・多汗症治療クリニックの口コミ・評判ランキング比較 | わきがのナースコール

指の多汗症は、実はとてもやっかい。セルフケアも難しく、まずは病院へ！

手のひらの多汗症については前述しました。
指は手のひらから非常に近い場所であるため、症状や困ること、そして治療法などはほぼ同様の内容となっています。
ただし、いくつか、指ならではの特徴もありますので、その部分についてまとめてみましょう。

多汗症　指

多汗症とは、常に多くの汗をかいてしまう症状を指します。
つまり、指が多汗症である場合には、常に指先が濡れている状態である、ということ。
濡れていることで感じる不快感や不都合はもちろんあるものの、それ以上に気になることが 「冷え」 であると言われています。
指先は末端であるため、ただでさえ冷えやすい部分です。
そこに多汗症が加わってしまうと、気化熱により指先の表面温度がどんどん下がる要因となり、冷えが増大してしまうことになるのです。
指の多汗症に悩む方は、冷えが進行し、指先が紫っぽく、血色を失っている場合が少なくありません。

指先の冷えが強くなると、痛みを伴います。
また、しもやけやあかぎれの症状が出たり、不眠につながることも。
汗が多い、といった多汗症の症状だけでなく、そこから非常に多くの不定愁訴を引き起こしてしまうこともあるのです。

このような場合、多汗症と冷えの対策を行っていけば良いことなのですが、実は、これがやっかい。
多汗症を抑えるためには通気性を良くすることが一番であるのに対し、冷えを改善するためには風を遮断し、温めることが必要不可欠。
そう、つまり、多汗症と冷え、それぞれの症状の改善策はまったく逆の方法であり、セルフケアは非常に難しいものとなっています。

指の多汗症を治療するには

まずは、外用薬（塩化アルミニウム液・抗生物質） や 内服薬（臭化プロバンテリン） による治療を試みます。
それで改善されるようであれば、特に上の治療段階へ進む必要はないでしょう。
というのも、指先は痛覚が非常にしっかりとした部位であるため、ボトックス注射などの痛みを強く感じてしまうことが多いためです。

指の多汗症治療においては、まずは、痛みの無い治療を優先。
それでも改善されないようであれば、医療機関に痛み対策などをしっかりとご確認の上、ボトックス注射などの治療へ進むといいでしょう。